「ちょっと小屋作ったから鉄骨階段作ってください」と地元の大地主さんからお問合せをいただきました。現場に伺ったらスケールが違います。大きさが小屋じゃないです・・。私の家より大きいです・・。
ところで、鉄骨階段ひとつとっても「A地点からB地点に行く」方法は様々です。
今回の階段は本当にシンプル階段。奇をてらわず王道の階段です。
このように、まっすぐに上り下りできる階段を鉄砲階段といいます。
教科書に「鉄砲階段」を掲載するときはご連絡ください(笑)。
ステップはお盆型に曲げたスチールを使用し、あとからモルタルを打設します。モルダルは強度もさながら、上り下りの音がしないのが特徴。
鉄板だと音が出てしまいますからね。とはいえデメリットもあります。
防水処理をしないで長年使用していると、隙間に水が入る可能性があります
鉄骨階段の腐食が起こりやすい場所なので注意が必要です。
屋根材は折板を使用しています。亜鉛処理されているものだとサビにも強いので、屋根としてはもってこいですし、また、アパートの鉄骨廊下でもよく使われます。
今回の鉄砲階段は工場で完成体の状態まで作り込み、現場で重機(クレーン)で設置しました。工事現場が広いと作業が捗りますね!
・・しかし大地主さんのお庭って本当に「手つかずの自然」ですよね。持て余してる感がすごいです。ここに工場を建てたいなぁ。