皆さん、よく足場とメッシュで囲われた工事現場を街中で見かけたことがあると思います。いったい中で何をやっているのやら・・。というわけで今回は
アパート階段の工事の流れレポートです
なかなか見かけることのない鉄骨工事の風景。木造アパートを建てる木造工事にと比べて鉄骨工事は1日で終わってしまうケースが多く「あれ?もう終わったの?」と驚かれることもあります。今回は、この鉄骨工事の設置シーンを写真でレポートします。
鉄骨階段本体は工場で全部作ってしまった方がお得です。なぜなら鉄工所の工場の中で作った方が工具も揃っているし、設備も整っているので、鉄骨階段を製作する労務費’(費用)が安くなるのです。また、作る私たちとしても工場で作った方が精度の高い鉄骨階段を作れます。
工場で最後まで作った鉄骨階段を現地でクレーンで吊り上げます。階段本体だけでも重さが何百kgもあるので取付工事も効率よく進められるのです。
次に鉄骨廊下のフレームを吊り上げます。こちらは構造部分の鉄骨になります。どんな風に組み上がるか後でわかってきますよ。
通行人の皆様の安全を確保しつつ鉄骨工事を進めます
ここにアパートを建てるオーナー様にとっては、無事に安全に工事が進むことが安心に繋がります。
アパートの木軸と沿わせて鉄骨を施工します。木軸につけることなく独立して鉄骨を施工しています。これは強度の問題と地震などが起きたときのモーメントの違いで歪むのを回避するためでもあります。
いやーしかし高いです。正直怖いです。
このようにして、木造のアパートに合わせて鉄骨工事が行われます。ちょっと珍しい風景なので、見物に足をとめる通行人の方もいらしゃいます。このように住宅地での工事は通行人の方や、周辺住民の方へのアナウンスも必要になります。
組み上がったアパートの鉄骨廊下と鉄骨階段です。仕上げの塗装も施されています。アパートも外壁工事が終わり、だいぶ建物の様子がわかるようになりましたね。
今回の鉄骨廊下と階段の手摺はアルミ製となっています。階段の濃い緑色とシルバー色のアルミ手摺のコントラストがあります。ステップは鉄板をお盆のように曲げて、中にモルタルを充填するタイプです。
ここまで来ると建物のお引渡しも近くなってきます。
今回の鉄骨階段の設置工事シーンは、木造アパートに施工される風景をレポートしてみました。おそらく皆様もあまり見かけることのないシーンかと思います。
「こんな感じで工事が進むんだなー」というイメージが伝われば幸いです。