軽量鉄骨工事で、倉庫の入口の利便性をアップ

倉庫入り口の鉄骨工事

みなさんが使っている倉庫の出入り口は使いやすいですか?

今回の現場ではシャッターの開閉でしか倉庫に入れませんでしたが、これでは頻繁な人の出入りに対しては非効率でした。そこで鉄骨工事で新たな下地を作って利便性をアップさせました。その改修方法とは??

シャッターだけでは物足りない?

倉庫入り口の鉄骨工事

とある都内のビル。道路に面した1階の倉庫の出入り口の改修工事です。これまではシャッターの開閉のみで倉庫を使用しており、人が出入りするだけでもシャッターを開けていました。

人が頻繁に出入りするようになってきたため、シャッターだけでは物足りない状況でした。そこで今回の軽量鉄骨工事で入り口をリメイクすることに。

工事する付近の既存鉄骨をカットしていく

鉄骨下地を切断

今回の鉄骨下地工事のために、もとからあった鉄骨下地を部分的にカットしていきます。この狭い開口に、新たな鉄骨下地を入れていく流れです。

工事は段取が大事です。鉄骨工事をスムーズに進めるために事前に現地に行って調査をして監督さんと打合せをして異業種工事と組み合わせた総合的な工事スケジュールが組まれます。

「狭い」「熱い」「暗い」。でも男の仕事

現場での溶接作業

先ほど開口した鉄骨下地のすき間に、今回の軽量鉄骨で組んだ骨組みを入れて溶接で組み立てています。

しかし狭い!狭いところを顔を突っ込んで溶接をしなくてはなりません。そして熱い!目の前で火花が散ります。さらに暗い!手元がはっきり見えません。でも男の仕事です!

現地でこの新しい鉄骨下地の垂直や水平(レベル)を測りながらの繊細な作業が続きます。

工事に大活躍する名脇役の「シャコ万」とは?

シャコ万

鉄骨にオレンジの取っ手がついたような道具が見えますね。これを「シャコ万(しゃこまん)」といいます。シャコ万は私たちの工事で活躍する名脇役の工具です。

溶接をしてしまうと接合部が固まってしまうのと、溶接ホルダー(溶接を行う端末器具)を持つと片手が塞がってしまいます。

この解決策として、製品が溶接前に垂直、あるいは水平を保てるように仮に抑えてくれるのがシャコ万。オレンジのグリップを回すことで洗濯ばさみのように鉄骨同士を挟んで固定してくれるので工事が捗ります。この工具を現場に複数個持ち込むのですが足りなくなることも。

鉄骨リニューアルで利便が向上する

倉庫入り口の鉄骨工事

開口に据えられた新たな鉄骨下地。正面から見て左側は扉がつくためのフレームになります。これでシャッターの開閉と関係なく、人の出入りが可能になりました。

この軽量鉄骨工事でリフォームすることで倉庫の利便性が大幅にアップしました。