こんにちは。普段は汗臭い仕事をメインにしている鉄工所です。
今回はお庭をリニューアルする工事ということで、ガーデニングデザインをしている業者様からお声をかけていただきました。今使っている木製の古い扉を撤去して新しい鉄製の門扉を作ります。門扉のテーマは「アンティーク」。
もう一度言います。普段は重い鉄骨を振り回している汗臭い私たちがアンティークな門扉を作ります。
アンティーク調のかわいい鉄製門扉を作る
建物の中にあるお庭をリニューアルする工事に呼んでいただきました。実際に写真には撮れませんでしたが、できあがったお庭は妖精が出てきそうな、なんとも癒される空間。
元からある木製の扉と交換するのですが、この素敵な空間の入り口になるような門扉にしなければいけませんね。通常の鉄扉だとちょっとイメージが違ってしまいます。
こちらがもともと使われている木製扉。10年ほど愛用されていたそうです。こちらも雰囲気があって良かったのですが撤去することになりました。
さて、アンティークにするにはどうするか・・。ハ○ーポッ○ーみたいな世界ですかね。
フラットバーとロートアイアンでアンティーク感
扉の格子に使われいてるのはフラットバーです。とはいえ、通常のフラットバーはエッジのきたシャープな鋼材です。これではアンティーク感は出ません。そこで工場の中であれこれと内緒の加工をしまして、手作り感のある杖のようないびつな形状の造作フラットバーを作ってみました。
また、装飾パーツとしてロートアイアンパーツを使いました。くるんと曲がっている細い部分がロートアイアンです。もともと装飾パーツとして扱うことができ、通常の鉄製品とも溶接で組み立てられるので、私たち鉄工所でも取り扱うことができます。(三鷹市のとても有名な美術館の手摺も同じように作られていますよ・・)
フラットバーとロートアイアンを使ってアンティークな世界を演出してみました。いかがでしょうか。オーダーメイドの醍醐味そのものです。
普段はこういった世界には馴染みのない私たち鉄工所ですが、やりがいのあるお仕事をさせていただきました。